Work at a hotel in the Cotswolds No.4

 

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いよいよ本格的にパティシエールとして働ける!とワクワクしていたのもつかの間。。。

配属されたら、完全に丸投げでレシピを渡されて はい、作って って。
その日からデザートセクションは私一人。

え?手順とかの説明とかさ、普通、1度は作っているところを見せるでしょ??

そしてどの程度仕込めばいいのかの説明もなく。。。

さらにさらに材料をオーダーするのも私(その説明もなく)。

 

もうね、どれだけ仕込めばいいのか分からないんだから、オーダーする量なんてさらにわからないでしょ?
それまでデザートセクションを担当していた人に聞いても返事は曖昧だし・・・
しかも、同じものを料理の方でも使うんだけど、それだってどれだけ使うのか説明もなく、だから足りなくなったりも頻繁にあったり。

Tomo りんごが足りないじゃないか!!

って、知らないし!笑
だったらオーダーするときに明日使うからってなんで言ってくれなかったの?

とか逆ギレしそうなときも数多くありましたが笑
(本当にキレたこともありますw イギリス人相手に自分が怒鳴る時がくるなんて想像もしていませんでしたがね)

 

 

何より、生クリームの質が日本とイギリスでは全く違って一瞬でボソボソになってしまいます。。。
だからムースの仕込み、何回失敗したでしょう?笑

しかもこのとき、夏。
プディングクラブは夏と冬バージョンがあって、夏はスチームするプディングの数が減り、その分ムースやサマープディングなど冷たいプディングが増えます。
冷たいプディングと一般のお客様用のデザートを作るのが私の仕事だったので、もうてんてこ舞い!

週末に向けてデザートの数を増やすってことくらいは分かっていたけど、どれくらい増やせばいいのか分からなかったし、
いきなりこれ作って!って仕事を増やされたり。。。

ちゃんと予定が把握出来れば前もって冷凍したり出来るものはするし、余裕を持って仕事ができるから失敗も少なくなるのに。。。ってそのとき質問しておけば良かったんだけど、もうその頃はいっぱいいっぱいで笑

毎日毎日、失敗の連続だったし、怒られまくり。
その間の朝食当番だって怒られまくり。

最初の頃は本当に辛かった・・・

 

そんなこんなで辛い日々だったのですが、あるとき、ふと壁に何か貼ってあるのに気づきます。

これは!!!

なんと1週間の日程表でホテルの宿泊客数やプディングクラブに参加するお客様の数、その他どんなイベントがあるか書いてあるじゃないですか。

 

な・・・なんでこれを先に教えてくれなかったの?!?!

 

っちゅうことで、その日からは自分でどの程度の量を仕込めばいいのか把握出来るようになったので、
日程表を作り、作業を分散させることが出来るようになって、ようやく余裕ができてきました。
そして、ムースのレシピを私のレシピに変えたり。
渡されたレシピにはこの量でどのくらいできるっていう表記もないから、自分でそれをメモっていって。。。

あと、びっくりしたのはイギリスでは(ちゃんとやっているところもあると思うけど)、ムースを作るときに砂糖を味見しながら入れるってこと!

毎回作っていれば、なんとなくの量はわかるようになるけど、本当に初めてそれを聞いたときは衝撃的で。。。
日本だったら1グラム単位で計量するのに!
たぶん、あのホテルではパティシエではなく、料理人がデザートをずっと作ってきていたからああいうやり方なんだと思います。

本当に衝撃的なことがたくさんでした笑

あとは小麦粉がサラサラしているからふるわなくてもいいとか。

作るカスタードの量が半端ないこととか。笑
(プディングクラブのときは仕込みようの大きな大きな鍋2つ分とか。)

そうそう、それからメニュー替えも衝撃的で。
シェフにいきなり、金曜日からメニュー変えるから!って言われるのはいつも週明けの月曜日、火曜日くらいだったり。
えーーーーーー?!?!?!
試作とかいいの??????
そんなんだったら、今のメニューの仕込み、おさえておけば良かったし。。。
仕込みの日程大まか変更!大忙し!

とかね笑
今思うと笑えますw

もうカルチャーショックの連続でしたよ。
お菓子の作り方から新人教育の仕方から何から何まで笑

余裕が出てきたのはいつ頃からだろう。。。
それからは少しずつ自分らしさとかもデザートに出せるようになってきたし。
メニュー替えも大体の間隔をつかんで、シェフにいつ頃変えるの?って先回りして聞けるようになったし笑

 

そうやって負けずに隠れて泣いたり怒ったりしながらも(笑)頑張っていたのがシェフには伝わっていたみたいで、それを認めてくれた日にはすごく嬉しくてうれし泣きしそうになりました。

ちゃんと見ていてくれている人はいるんだって。

最初のうちは失敗ばかりして、どうしようもなかった私も最終的にはかなり成長したと思います。
精神的にも強くなったしねw
パティシエールとしてはまだまだですけどw
日本のケーキやさんで働いているパティシエの方からすれば、私なんかまだまだ全然です。
だけど思い返してみると、すっごく辛かった日々を乗り越えて、頑張った甲斐があったなと思います。
だからこそ、今こうやってお菓子教室を始めようとしたり、イギリス菓子好きの方々と交流したりできるわけで。

人生に無駄なことなんてないんだ!ってすごく思います。

 

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